2015-06
よく噛んで食べるといいことだらけ
8020 運動とは?
8020 運動とは80歳で自分自身の歯を20本保てるように「生涯を通じた歯の健康づくり」の運動です。
歯が20本あれば普通に食事ができるからです。
一回に何回噛んで食べていますか?
現代の日本人は1 回の食事に11分かけ、620回噛んでいるそうです。
しかし卑弥呼のいた弥生時代の人々は一度の食事に約50分かけて3990回も噛んでいたそうです。
よく噛んで食べると身体に良い影響があります。
それを説明したものが“ひみこのはがい—ぜ”です。
「ひみこのはがい—ぜ」とは
「ひ」・・・肥満予防
良く噛んで食べると、脳にある満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぐことができます。
「み」・・・味覚の発達
良く噛んで味わうことにより、食べ物の味が良くわかります。
「こ」・・・言葉の発音がはっきりする
良く噛むことは口のまわりの筋肉を使うため、表情が豊かになります。
口をしっかりあけて話すことで、きれいな発音になります。
「の」・・・脳の発達
良く噛む運動は、脳細胞の働きを活発にします。
子供の知育を助け、高齢者にとっては認知症の予防にも役立ちます。
「は」・・・歯の病気をふせぐ
良く噛むと、唾液が沢山出て、口の中をきれいにしてくれます。
この唾液の働きが、歯周病やむし歯を防ぎます。
「が」・・・がんの予防
だ液の酵素の中には発がん物質の発がん作用を消す働きがあります。
「い」・・・胃腸の働きを促進する
よく噛むことで消化酵素がたくさん出て、消化を助けます。
「ぜ」・・・全身の体力向上と全力投球
力を入れてかみしめたいとき、歯を食いしばることで力が出ます。
よく噛んで食べるには咬み合わせが重要です。
夜寝ているときに歯ぎしりをしたり、強く噛みしめる癖があると、咬み合わせが狂ったり、歯が割れたり、肩こりや腰痛がでることもありますので早めに歯医者で相談しましょう。