2019-10
歯磨きのタイミング
一日何回歯磨きをしていますか?
オフィスワーカーの方では、1日に3回磨くのは難しいようです。
中には5回という方もいますし、少ない方は1回ですが、全く磨かないという方も実際います。
回数よりもタイミングとその質
正しい歯磨きとは、回数ではなく質の良い磨き方がどれだけできているか、というのが重要です。
汚れを落とすことだけを考えれば回数が多い方が良いですが、ただハブラシでガリガリと磨くようでは傷を付けるだけで、歯と歯の間やポケットまで磨ききれません。
回数は少なくとも、丁寧に優しく毛先がしっかりと歯と歯の間に入るように磨く方が細菌をかき出すのに効果的だといえるでしょう。
しっかり磨くなら朝より夜
では、どのような時間帯が効果的な歯磨きの時間帯なのでしょうか。
お口の中は沢山の唾液に満たされているとき、歯垢が柔らかい状態で生理的にお口の汚れははがれやすくなっています。
また唾液中のカルシウムや免疫力アップに寄与する沢山の酵素などの働きを期待することもできます。
しかし、その有効な唾液が少なくなる時間があります。
それは寝ているときです。
体温で温かい口の中で、唾液が少ないために歯垢に多く含まれた細菌が沢山増えてしまうのです。
ぜひそのような心配がある方は、眠る前の歯磨きを念入りにしてみてください。
起床時に磨きたいという方の多くは、就寝前の歯磨きが足りてないので、夜中に増えた細菌のためにお口が不快で、起きたときに磨きたいと感じるのです。
その他のタイミングのメリットは
食後の歯磨きは食器と同じように、食べた後にはきれいにすると考えれば必要なものと納得できます。
歯磨きは食べかすを餌にして生きている細菌の増殖を防ぐ為に行うものです。
三度の食事の後に磨ければ理想的ですが、朝会社についてから食事をするとか、朝ご飯は食べない、など習慣も人によって違いますが、社会的にも必要なエチケットのために人と会う前や会議の前など歯磨きをするよう心がけている方もいます。
いずれにせよ全く磨かないよりは、どんなタイミングでも歯磨きをするということは良いことです。
傷を作っていないか、無駄な動作になっていないか時々は歯科医院でチェックを受けると良いですね。
効果のある歯磨きタイムとなるように、毛先の動きや汚れのたまりやすいところを知っておくと良いと思います。
一日の中で時間を見つけてお口の中をきれいにしていきたいものです。