デンタルニュース
むし歯は感染する
★虫歯菌感染の窓とは!?
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、むし歯菌がいません。むし歯菌は固い所にしか住めないので、歯のない赤ちゃんのお口にはいられないのです。
そんな赤ちゃんに、むし歯菌が感染し始めるのは、歯が生えてくる6ヶ月ころからといわれています。
特に、生後19ヵ月(1歳7ヶ月)から31ヵ月(2歳7ヶ月)までの時期に最も感染し、定着します。
この時期は”感染の窓”と呼ばれ、注意が必要とされています。
また、むし歯の体質は約2歳までに決まり、その後は一生変わらないと言われています。
むし歯菌の感染が早いほど、その後に虫歯ができやすい傾向があり、2歳以前に感染した子の方は、2歳以降に感染した子より虫歯が多い傾向があります。
感染の窓の時期に家庭や歯科医院でしっかり感染予防ができれば、その後は虫歯になりにくくなるのです。
★虫歯菌どうやって感染するの?
食器の共有から感染:
大人が使ったスプーンやフォークで食べさせるときに、むし歯菌が移ってしまう可能性があります。
スキンシップによる感染:
可愛らしいあかちゃんに思わずチューすると、むし歯菌が口から口へ感染してしまうことがあります。
食べ物の食べ移しから感染:
熱い食べ物の温度を口で確かめたり、大きな食べ物を噛み砕いてからあげると、むし歯菌の感染の原因になります。
★感染させないための3つの工夫とは?
1)お母さんとお父さんだけでなく、同居する家族の方全員が、歯科医院でしっかりとクリーニングを受けお口の中の細菌を減らす。むし歯や歯周病を治療し口腔内を除菌しておく。
2)むし歯菌は、唾液を通して感染するので、食べ物を噛み砕いてあげたり、フーフーしたりしないように気を付ける、また大人と同じ食器やスプーンで食べ物を与えないようにする。
3)歯科医院で定期的にクリーニングを受け、フッ素を塗布する。シーラントをしてもらい、むし歯になりやすい歯の裂溝を封鎖する。
あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、赤ちゃんのお母さんだけでなく、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんなど、家族みんなで協力して虫歯予防ができるといいですね。
お気軽に六本木の笠原歯科へご相談ください。
歯を強くする
歯を丈夫にするには、運動をして体を鍛えるのと同じようにはいきません。
では、歯を強く丈夫にすることはできないのでしょうか?
★子供の歯
乳歯が生える乳幼児から永久歯が生えそろう15歳くらいまでの子供は、カルシウムを摂取することで強い歯を作ることができます。
血液中のカルシウム濃度は一定に保たれていて、不足状態が続くと骨や歯からカルシウムが溶けだし、歯の質の低下や骨の発育不良につながります。
カルシウムは慢性的に不足気味なので、胎児に乳歯や永久歯の芽ができる妊娠期・乳歯が生える乳幼児・永久歯の生えそろう前の子供は、特にカルシウム摂取を心がけるようにしましょう。
牛乳・チーズなどの乳製品・ひじき・小魚などに多くのカルシウムが含まれています。
歯が生える前にカルシウムを摂るというのがポイントです。
★大人の歯
すでに生えてしまっている歯の場合、子供の歯を強くする方法のように、カルシウムをたくさん摂っても、子供ほど劇的に歯を強くする効果はありません。
大人の場合は、歯の表面から直接カルシウムを取り込む(再石灰化)ことで歯を強くすることができ、歯からカルシウムが溶けだす(脱灰)のをくい止めて歯を維持するということが、歯を丈夫にすることになります。
そのためにはフッ素が有効です。
フッ素を食品から摂取したり歯に塗布することで、フッ素が歯の表面をコートし、歯からカルシウムが溶け出すのを防ぎ(脱灰の防止)、また唾液中のフッ素とカルシウムが歯の表面から取り込まれて歯が修復され(再石灰化)、強い歯を作ることができます。フッ素を上手に摂取すれば歯を強くする効果が高くなります。
フッ素は、緑茶・海草・牛肉・リンゴなど身近な食品に含まれています。
フッ素配合の歯磨き粉も市販されていますので、上手に活用することをおすすめします。
また、笠原歯科で高濃度のフッ素を定期的に塗布することもとても効果的です。
定期検診に行って、歯をきれいにした後にフッ素を塗布してもらえば、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療にもつながり、強い歯を維持することもラクになります。
もちろん、大人の歯だけではなく子供の歯にフッ素を塗布することも大切ですし、大人がカルシウムを摂取することも大切なことです。
歯周病で早産の危険が高まる?
★歯周病で早産の危険が高まる
妊娠中は、おなかの赤ちゃんへの麻酔やレントゲンの影響が心配で、歯医者に行かずに我慢してしまう方もいるかもしれません。
しかし、最近では、妊婦の歯周病は早産(妊娠22~36週での出産)を促してしまい、低体重の赤ちゃんが生まれる恐れがあることが研究により分かってきました。
歯周病の人とそうでない人を比べた場合、早産のリスクは、アメリカでは7.5倍、日本でも5倍に高まると言われています。
これは、早産の原因といわれるタバコやアルコール、高齢出産よりもはるかに高い数字となります。
★歯周病とは?
一概に歯周病といっても、歯ぐきや歯を支えている骨などに炎症が起きる病気の総称のことです。
歯と歯ぐきの間に溜まったプラーク(歯垢)や歯石の中にいる歯周病菌が歯ぐきにダメージを与え、少しずつ歯を支える組織を破壊していき、最終的に歯を支える骨を溶かし、歯が抜けてしまいます。
歯周病はサイレントディシーズ(静かなる病気)と呼ばれるほど症状に気づきにくく、歯を失う大きな原因となっています。
歯周病患者は、20代女性では重症な方はあまりいませんが、30歳以上になると急激に増え始めます。
★なぜ歯周病で早産するの?
研究により、歯周病と早産のメカニズムが少しずつ解明されています。
それは、出産のメカニズムと一致しています。
陣痛は、子宮収縮作用のあるプロスタグランディンという物質の分泌が高まって起きます。
このプロスタグランディンの分泌を促すのが、サイトカイン。これは炎症によって増える生理活性物質です。
歯周病は歯周病菌によって炎症を起こしている状態です。歯の周りの炎症によりサイトカインが増加し、プロスタグランディンが分泌され、子宮が収縮し早産となるのです。
実際、歯周病の程度が重くなるにつれ、血中のサイトカインが増え、サイトカイン数値の高い人ほど出産時期が早くなっていることも解っています。
★妊娠中でも怖がらずに歯医者へ
妊娠をすると歯がボロボロになるという噂がありますが、実際そんなことはありません。
つわりで気持ち悪く歯が磨けなくなってしまったりして、むし歯や歯周病になる方が多いためだと考えられます。
赤ちゃんが生まれてからは、ますますお母さんの時間が無くなり歯医者に来にくくなってしまいます。
歯茎が腫れたり、違和感を感じたりしたら、ためらわずすぐに六本木笠原歯科で受診してください。
また、妊娠中でもPMTCで歯をクリーニングし、健康な歯を保つよう心がけましょう。
矯正治療のメリットとは?
歯並びを治す矯正治療は、噛み合わせなどの機能を取り戻すだけでなく、そのほかにも様々なメリットがあります。
■肩こりやなどの身体の不調が軽減される。
歯並びが良くなると、全身のバランスも安定するので、肩こりや頭痛が治ったり、顎関節症の予防にもつながります。
■顔のバランスが整う。
歯並びが良くなると、顔全体のバランスが良くなります。笑顔にも自信がもてるかも。
■口臭、虫歯、歯周病の予防になる
凸凹した歯並びではうまく歯みがきが出来ず、どうしても磨き残しが出やすくなってしまいますし、
虫歯や歯周病は口臭の原因にもなります。
■消化がしやすくなり、胃や腸への負担が軽減される。
噛み合わせが悪いと、良く噛めない為、消化不良を起こして内臓に負担がかかったりします。
■脳に刺激がいき、IQやEQが飛躍的に上がる。
IQが高い人は咀嚼力(食べ物を噛む力)が高いと言われ、食べ物をよく噛み砕けるようになると脳に刺激がいき、集中力が高まります。
どれくらいの時期から矯正をスタートすればいいの?
症状によって治療の開始時期が異なりますが、乳歯から永久歯に生え変わる6 歳~12 歳頃に相談するのがベストです。
また、「矯正は子供のもの」というイメージがありますが、歯根膜が健康であれば何歳からでも矯正することができます。
気になる方は、一度六本木の笠原歯科へご相談下さい。
インプラントについて
残念ながら歯を失ってしまった患者さまに、その個所を補う方法をお伝えすることがあります。
失った個所は主にブリッジや入れ歯、インプラントをしていくよう薦めていきます。
噛み合わせる歯のない親知らずをのぞいて、抜いた歯や失った歯の空間をそのままにしておくことはあまりありません。
隣に接している歯が倒れてきたり、対合している歯が伸びてきて、咬み合わせを乱してしまうことが多いからです。
空間があれば噛むための大きな力がかかることで日々歯が動きやすくなってしまいます。
悪くなった歯を抜いておしまいというよりは全体的に開いてしまった空間を元通りにすることまでがその歯に対する最終的な治療の完成と言えるでしょう。
ブリッジや入れ歯は保険が使えることが多いのですが、その審美性や使いごこち、材料や形などから自費を選択することも可能です。
インプラントにおいては現在は自費の治療のみという扱いになっています。
金銭的に自費と保険の適用内の治療では大きな差もあることですが、その効果については良く説明を聞いて納得いただいてから選択していただきます。
なんとなく聞いたことがあっても詳しくはわからない方が多いのではないかと思われるインプラントについて説明してみたいと思います。
インプラント治療の良い点を挙げてみると・・・
天然の歯と同じような噛み心地が得られます。入れ歯のように大きなもので力を分散させる方法と違って、なくした歯に同じ大きさで似た形の人工の歯と根っこを骨に埋め込むので、なくした個所の骨で力を同じように受けることができます。
よってまるで今までと同じ、自分の歯のように噛むことができます。
ぐらぐらする入れ歯や、両隣の歯に橋をかけて支えるブリッジに比べて、大変安定感があります。
取り外しの必要がないこともメリットだと言えます。入れ歯のようにお手入れのために取り外したり、食べ物が挟まりやすかったり、会話の途中に外れそうになることもありません。
天然の歯と同じように、インプラントのお手入れは、歯ブラシと歯間ブラシやスーパーフロスなど、部位や素材に適したものを使うよう指導されると思いますが、特別な洗浄の必要がないのは便利ですね。
入れ歯のように金属や、人工のプラスチックなどが見えないのもメリットです。
審美性にも大変優れているので、他人が見てもパッと見てそれが人工のものであると見分けがつきにくいものです。
他の歯との色を合わせてオーダーメイドで仕上げますのでインプラントだとわかりにくいです。
不自然な人工のものは他人の視線が気になったり、本人も気になるという話をよく聞きますが、自分でもインプラントを入れているということを忘れて過ごす時間が多いことをすでに経験している方から喜びの声として聞くことが多いです。
もちろん長所だけでなく、短所も当然あります。
コストがかかると言うだけでなく、時々その後のケアがうまくいかずに埋め込んだ人工の歯の根がなじまないこともあります。
インプラントは拒否反応の少ないチタンという金属を使っているのですが、骨と結合するための衛生的、かつとても難しい治療をしていくので、回復も少々時間がかかります。
その間、しっかりと歯科医院に通院していただき、歯ぐきの管理をして経過を観察したり消毒を根気よく続けていきます。
管理を怠らずしっかりと衛生的に保つことができれば、とても快適な生活が待っているのは天然の歯でも同じことです。
そう考えれば特別難しいことではありませんが、しっかりと歯ができてなじむまで根気よく歯科医院に通院していただくことができる期間をとっていただきます。
人工の歯の根には噛む力をコントロールすることができないので噛む力が強い人などは、インプラントの周りに炎症が起きないかどうかも観察する必要があります。
いずれにしても自費による、丁寧で且つ繊細な治療になります。仕上がりの良さはもちろんですが、歯科医院に完全に任せるのではなく、普段のブラッシングの技術をあげたり、通院していただく努力をしていただくことも大切になります。
失った歯で悩んでいる方はぜひ素晴らしいインプラントの効果を味わっていただきたいと思います。
インプラントが適している状態か否か、というのは歯科医院で判断することができますので、まずは六本木の笠原歯科にご相談ください。
八重歯は可愛い?
ニコッと笑うときゅっと八重歯がのぞく女の子ってかわいらしいですよね。
しかしこの「八重歯=可愛い」というような感覚は実は日本独特のものであると言われ、中国では八重歯は「虎の牙」と呼ばれたり、ヨーロッパでは悪魔や吸血鬼を連想させるのであまりよく思われないそうです。
逆に、欧米の女優さんやモデルさんなどで、すきっ歯を気にせずニコっと笑っているのを良く見かけます。
日本人の感覚では、美人さんなのにもったいない、なんて思ってしまいそうですが、フランスではすきっ歯は「幸福の歯」と呼ばれ、歯と歯の隙間から幸福が入ってくると言われているそうです。
国や地域によって感覚が違うのは面白いですね。
どちらもチャーミングかもしれませんが、実は虫歯や歯周病の原因になってしまいますので、きれいに整列した歯が、健康にとっては一番良いのです。
最近では歯への意識や関心が高まり、大人でも矯正をする方が増えています。
生活の上で口がもたらす役目はとても大きく、歯並びは外見への影響はもちろん、身体の健康などにも大きく影響しています。
前歯の”保険”と”自費”の違い
気になる前歯の治療、迷いますね。
歯科医院の治療では、国で定めた材料を使用する保険治療と、美しく、長持ちする自費治療を選ぶことができます。
保険治療、自費治療共に様々な特徴があるので、ご自身に合った治療を選びましょう。
★保険治療と自費治療のメリット・デメリット
■保険治療のメリット
・健康保険が使えるので安価。
・金属に白いプラスチックを貼りつけた材料ですが、噛む能力を回復するには充分。■保険治療のデメリット
・数年で唾液を含んで色が変わり、膨れてくるので他人に分かってしまう。
・金属を使うので金属アレルギーの心配がある。
・歯と金属は接着できないので、歯との間に隙間が残り、二次的なむし歯になりやすい。
■自費治療のメリット
・天然の歯と分からない、ジルコニアやEマックスなど美しいセラミック素材が使える。
・セラミック素材は金属アレルギーの不安がない。
・ぴったり歯と接着でき、隙間が残らないので、二次的なむし歯になりにくい。
・プラークも付着しにくく、むし歯や歯周病になりにくい。保険よりずっと長持ちする。■自費治療のデメリット
・保険治療に比べ治療費が高い。
※12万円の自費治療でも、10 年もてば1 年で1 万2 千円、月1 千円、1 日33 円、
なんと1 食あたり11 円!きれいな歯で暮らせることを考えると高くないかも…。
★使用する材料の違い
・保険治療の場合:硬質レジン前装冠
保険治療で前歯に使う材料は『硬質レジン』というプラスチックを金属に貼りつけた素材です。
セラミックのような透明感がなく、他の歯より目立ってしまいます。また、プラスチックなの
で歯ブラシなどの傷がつきやすく、唾液の水分を吸って変色し、さらに膨張してしまいます。
自費:セラミック素材
ジルコニアは、宝飾品のキュービックジルコニアに不純物をまぜて白くした固い素材です。
Eマックスは、圧力をかけて粘りをもたせたセラミックのことです。
これらは金属を一切使用しないので金属アレルギーの方も使用できます。
また、審美性、耐摩耗性に優れ、ご自分の歯のような美しい仕上がりになります。
自費治療は、1 本10 万円前後の価格になりますが、長持ちするので長期的に見ればご自分の歯で暮らす期間を延ばすことができます。何度も保険治療を重ねるより、生涯の歯科医療費を抑えられる可能性もあります。
お気軽に六本木の笠原歯科にご相談ください。
予防歯科が全身を救う!?
★本当に恐ろしい虫歯や歯周病
「ミュータンス菌」という虫歯の原因となるの一種の菌に感染すると、腹痛や腸内出血などを繰り返す難病の潰瘍性大腸炎となるリスクが4倍以上になることを、浜松医科大や大阪大、横浜市立大などの研究チームが突き止めました。
また、歯周病菌は糖尿病などの恐ろしい成人病の原因因子になっていることも明らかになってきました。
ほかにも歯周病は、心筋梗塞、骨粗しょう症、メタボリックシンドローム、肺炎、ガン、動脈硬化、認知症など、様々な全身の病気と深くかかわっているのです。
★その汚れ、落ちていません!
お口の汚れにはプラーク(歯垢)とバイオフィルム、そして歯石があると考えられています。
バイオフィルムとは、ミュータンス菌をはじめとする多くの細菌が集まって作られる膜状の塊の事で、例えば台所やお風呂の流しの排水溝にたまる「ヌルヌル汚れ」などもバイオフィルムです。
歯磨きでは、歯垢は落とせてもバイオフィルムまでは完全には落とせません。
洗口剤でも死滅させることはできません。
しかし、定期的に落とさなければ、やがて歯石になり、歯を溶かし虫歯や歯周病の原因になるのです。
そこで必要なのが予防歯科であると言えます。
★予防歯科(PMTC)とは?
六本木の笠原歯科では、保険の定期検診のほかに自費での予防歯科もお選びいただけます。
予防歯科の主な内容はPMTC。これは(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の頭文字をとったもので、専門家による歯面清掃のことです。
特別な機械を使って歯を一本一本をていねいに磨きあげ、バイオフィルムなどの汚れを徹底的に除去し、保険適用外のハイドロキシアパタイト(HA)入りの超微粒子歯磨きを特殊な器具で歯面に練りこみます。
こうするとHAが歯面のミクロン単位の小さな穴に入り込み、細かなデコボコが埋められて表面がつるつるピカピカになるのです。
また、HAには歯を再石灰化する働きがあり、3か月くらいで歯の表面の削れたところやデコボコになったところを修復してくれるのです。
プラークやステイン(色)、タバコのヤニまでつきにくくなり、むし歯や歯周病に対する高い予防効果が維持できるのです。
★体の健康のためにもPMTCを受けよう
病気にならないためには予防が大切です。これは歯科の場合も同じ。
むし歯や歯周病にならないために、また被せ物や詰め物を長持ちさせるために予防が大切なのです。
定期的に歯科医院で予防処置を受けると、虫歯や歯周病だけでなく全身の疾患の予防にもつながります。
お口と体の健康を守るために3~4か月に1度は笠原歯科にて予防歯科を受けてくださいね。
治療した歯の根元が黒くなってきた!?
歯の根元が黒くなった!?
前歯などにかぶせ物の治療を行い、数年たった後、歯ぐきが黒ずんでしまったことはありませんか?
歯と歯茎の間に黒いラインが入ってしまったり、歯ぐきが変色してしまった状態の事を、「ブラックマージン」や「ブラックライン」と呼びます。
むし歯と違って痛みはありませんが、前歯にブラックマージン(ブラックライン)が出てしまうと、笑った時に目立って気になるので、白くキレイな状態に改善したいと相談される患者さまが多くいらっしゃいます。
なぜブラックマージンができるの?
ブラックマージンができてしまう原因は様々あります。
ブラックマージンの原因で一番多いのが、裏側に金属を使用しているかぶせ物の金属が、加齢などで歯茎が下がり露出してしまうものです。
他にも、歯のかぶせ物や土台部分に使用されている金属の成分が、歯ぐきに流出して、歯ぐきが黒っぽく変色してしまうことがあります。
このように歯に詰めたり被せたりした金属が体内に溶けだして、免疫反応が起こると、金属アレルギーを発症することもあります。
ブラックラインの治療・予防方法
ブラックラインの治療法は、黒ずみの原因となっている土台や被せ物などの金属を取り除き、金属を使用していないセラミックなどの被せ物にセットしなおすことです。
歯ぐきを本来のピンク色の健康的な状態に回復させることが出来ます。
これから治療をされる方でブラックマージンが心配な方は、最初から金属を使わない土台やかぶせ物で治療しましょう。
自費治療のジルコニアやセラミッククラウンは、金属を使わない上に、強度も高いのでお勧めです。さらに、土台にもファイバーコアという金属を使用しない素材を使います。
ブラックマージンにお困りの患者さまは、是非、六本木の笠原歯科へお気軽にご相談ください。
■ジルコニアクラウン
人造ダイヤのジルコニアにポーセレン(瀬戸物)を焼き付けた素材です。
とても固くて美しく、丈夫な最高級の素材です。自然の歯と区別がつかないほど美しくできます。
しかも、金属アレルギーやブラックマージンの心配がありません。
■セラミッククラウン
eマックス、エンプレスなど種類があります。光を透過し、自然歯のような輝きが得られます。
金属アレルギーやブラックマージンの心配がありません。
■ファイバーコア
グラスファイバーでできた土台です。柔軟性があり、歯根破折を起こしにくい素材です。
いちごにはビタミンCがたくさん
3月に入り木々が芽吹いてくると、やっと春が来たのだとウキウキします。
そんな季節に旬を迎える果物が、「イチゴ」です。お好きな方も多いのではないでしょうか?
ハウス栽培のおかげで年中食べることができるイチゴですが、やはり一番おいしいのは、旬の3月~5月頃だそうです。
おいしいイチゴの見分け方は、ヘタが反り返り、身がしっかりと太っていて、ヘタの根元部分まで赤いものです。
その中でも種が飛び出しそうなくらい浮いているものが完熟で甘くて美味しいといいます!
いちごにはビタミンCが豊富に含まれており、8粒食べれば、一日に必要なビタミンCが摂取できてしまいます。
ビタミンCは、風邪予防や美肌効果にも優れているそうですよ!
春には他にも、「ふきのとう」「たけのこ」「菜の花」「春キャベツ」など、様々な食べ物が旬を迎えます。
「旬」の食べ物は栄養価が最も高く新鮮で、さらには価格も安いといいこと尽くしです。皆さんも旬の食材を食べて季節の変わり目も健康に過ごしましょう!食後の歯磨きはお忘れなく!
歯のことでお困りのことがありましたら、六本木笠原歯科へ。